米Appleは米国時間2008年6月10日,音楽/動画再生ソフト「QuickTime 7」の脆弱性に関する情報を公開した。合計5件の問題を修正した最新アップデート「QuickTime 7.5」の提供をすでに開始している。

 今回解消した脆弱性は,細工が施されたPICT画像やIndeoおよびQuickTimeビデオ,AACコンテンツを開いた場合,アプリケーションが突然終了したり,不正コードを実行されたりする可能性があるというもの。

 1件はWindows Vistaと同XP SP2にのみ影響し,残り4件はMac OS X(10.3.9,10.4.9~10.4.11,10.5以降)にも影響を与える。

 同社はすべてのユーザーに対して,アップデートを行うよう勧めている。QuickTime 7.5は「Software Update」機能を介してインストール可能。同社のダウンロード・サイトからも入手できる。

[QuickTimeサポート・ページ]