米グーグルのモバイルプラットフォーム担当シニア・ディレクターのアンディ・ルービン氏は2008年6月10日,「Google Developer Day 2008 Japan」の基調講演の壇上に立ち,同社の携帯電話開発プラットフォーム「Android」のデモを実施した(写真1)。
デモで特に強調していたのが,モバイル・マッシュアップと呼ぶアプリケーション連携だ。デモでは,電話帳で個人の情報を表示。そこからアルバム・アプリケーションを呼び出し,貼り付けたい個人の写真を選択すると,個人情報の欄に写真が表示されるようになった。個人情報の住所をタップすると,Google Mapsが起動したその位置が表示されるといったデモも披露した(写真2)。
さらに,この住所を使って,その地点から360度の風景を見られる「ストリートビュー」アプリケーションを起動した(写真3,関連記事)。ストリートビューは2008年5月末に米国サンフランシスコで開催されたGoogle I/Oで披露したもので,加速度センサーによって人の動きを感知して,写真を動かすというものだ。