ノルウェーのOpera Softwareは米国とノルウェーで現地時間2008年6月9日,次期Webブラウザ「Opera 9.5」にアンチマルウエア機能を搭載すると発表した。米Haute SecureのWebセキュリティ技術を導入し,Web閲覧ユーザーをマルウエアから保護する。

 Haute Secureの技術を採用することで,OperaでWebブラウジング中に既知マルウエア配信サイトへのアクセスや,マルウエアのダウンロードを阻止する。パソコンへのマルウエア侵入からユーザーを守り,プライバシやクレジットカード番号,各種パスワードといった重要な情報の漏えいを未然に防ぐ。

 現在Operaは,WebサイトでOpera 9.5ベータ2版を無償提供している。正式版は間もなく公開する予定(関連記事:「Opera 9.5 beta 2」公開,検索機能やセキュリティを強化)。

 Haute Secureは米Microsoftの元社員が設立した企業。2008年3月に自社製品のベータ版の提供を始めた。

[発表資料へ]