米Intelは,米連邦取引委員会(FTC)からマイクロプロセサの市場競争の調査に関して召喚状を受け取ったことを,米国時間2008年6月6日に明らかにした。

 Intelによると,同社は2006年以来,事業慣行に関するFTCの調査に協力し,膨大な情報と数千点におよぶドキュメントを提供してきたという。今回,6月4日付けで発効された召喚状に従い,さらなる情報提供とFTCへの協力を行うとしている。なお,FTCはIntelだけでなく第三者からの情報も入手できるようになる。

 Intelは「当社の事業慣行が米国法に則したものだと確信している」との考えを示した。また,マイクロプロセサ市場の競争が激化していることを強調し,平均販売価格が2000年から42.4%下落していることを挙げた。

 なお同社は,市場の独占的立場を乱用したとして,韓国の公正取引委員会から260億ウオン(約254億2000万ドル)の罰金支払い命令を受けたばかりだった(InfoWorld)。

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