写真●NTTドコモが発売中止を決めた「FOMA OP2502 HIGH-SPEED」
写真●NTTドコモが発売中止を決めた「FOMA OP2502 HIGH-SPEED」
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 NTTドコモは2008年6月6日,今春に発売を予定していたデータ通信カード「FOMA OP2502 HIGH-SPEED」の発売を中止すると発表した。理由は「一部のノート・パソコンで使用した場合に通信カードが抜けなくなる,または抜き取る際にパソコンのスロット部分を破損してしまう恐れがあることが判明した」ため。

 不具合を発見したあと,改善に向けて取り組んだが,「現状ではすべてのパソコンで問題なく使用できるという確証を得られないので,やむなく発売を中止した」(NTTドコモ)。

 FOMA OP2502は下り最大7.2Mビット/秒のHSDPA(high speed downlink packet access)に対応したExpressCard型のデータ通信カードで,開発元はベルギーのオプション・ワイヤレス・テクノロジ。実は,同社製のExpressCard型通信カードはイー・モバイルも3月に発売し,同様の現象が見つかり4月3日に販売を中止,製品を自主回収した(関連記事)。

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