図●Adobe Connect Proの管理画面例
図●Adobe Connect Proの管理画面例
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 アドビシステムズは2008年6月5日、Web会議ソフトの新バージョン「Acrobat Connect Pro」を発表した。同日から出荷開始した。強化点は、Web会議の記録・管理機能。実施したWeb会議の音声や動画を記録しておき、後で再度閲覧できるようにした。

 また、他社製品との相互接続性を高めた。マイクロソフト製のコミュニケーション支援ソフト「Office Communications Server(OCS)」との間でプレゼンス(在席)情報を相互にやりとりする機能を備えた。クライアントの画面内に、OCSで管理する他ユーザーのプレゼンス情報を表示できる。Office Communicatorなどマイクロソフト製のメッセンジャー・ソフトとの間で、インスタント・メッセージの交換も可能にした。

 クライアント画面の動作にはアドビのマルチメディア技術Flashを使う。料金体系はサーバー・ソフトを一括購入するか、ホスティング・サービスを年間単位で利用する契約の2方式に分かれる。基本モジュールを一括購入する場合は208万円(税別)から。