システム・インテグレータのエスエムジーは,6月11日からメールマガジン「Javaトラブルシューティングメールマガジン」を開始する。登録URLはこちら(https://www.smg.co.jp/seminar/JTSMM/index.html)。発行頻度は2週間に1回の予定だ。

 このメルマガでは,同社が提供しているJavaシステムの障害解決サービス「JaTS」で実際にあったトラブルを例に出し,その原因を紹介する。

 例えば「ヒープ領域のメモリーをほとんど使用していないのに,フル・ガベージ・コレクション(GC)の完了に時間がかかる」という問題に対して,「ヒープ領域の一部がディスクに書き出されている場合があります。フルGC時にヒープ領域をスキャンする際,書き出されたデータをディスクからメモリーに読み込むためディスクI/Oが発生し,時間がかかります」と原因を説明する。

 さらに,「ヒープ領域のディスク書き出しを防げば,この問題は発生しません。ヒープ領域のサイズを必要最低限のサイズに設定しましょう」といった解決法を紹介し,実際のサンプル・コードと実証結果も掲載するという。

 エスエムジーの亀田大輔氏(オブジェクトフレームワークディヴィジョン エンジニアリングクリエータ)は,「JaTSのサービス提供を通じて,Javaアプリケーションのトラブルで困っているITエンジニアが多いことを実感した。同じITエンジニアとして,トラブル解決に苦しむITエンジニアを助けたいと考え,メルマガを始めることにした」と語る。