米Sun Microsystemsは米国時間2008年6月4日,フラッシュ・メモリーによる半導体ディスク(SSD:Solid State Disk)製品を2008年下半期より提供すると発表した。ただし,記憶容量など詳細な仕様は明らかにしていない。

 Sunの提供するサーバー/ストレージ機器向けSSDは,一般的なハード・ディスク装置(HDD)に比べ3倍高速だが,消費電力は5分の1しかないという。既に同社は,SSDに最適化させたファイル・システム「Solaris Zettabyte File System(ZFS)」を提供している。

 同社はSSDを,無料で60日間試験運用した後に割引購入できる制度「Try and Buy」の対象製品として販売する。

 米メディア(internetnews.com)によると,米IDCは2007年夏に発表した調査結果で2006年に3億7300万ドルだったSSDの市場規模が2011年には54億ドルまで拡大すると見込み,IT機器ベンダーのSSD採用が増えると予測している。

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