楽天は2008年6月4日,運営する自己紹介サイト「前略プロフィール」(通称:プロフ)の監視体制を強化すると発表した。ガイアックスが運営するサイト監視サービス「スクールガーディアン」と連携。利用者の安全性が高まると見ている。

 プロフの監視体制強化は同日から実施する。スクールガーディアンは約40人の専門スタッフが継続的にサイトの監視・実態把握を行い,定期的に問題点を学校関係者へ報告するというサービス。楽天は自社でも監視体制を敷いていたが,今回の連携でさらに監視体制を強化するとしている。

 具体的には,スクールガーディアンの連絡窓口にきた学校関係者などからの相談内容がプロフに関するものであった場合,ガイアックスがその旨を楽天の対応窓口に伝え,対応の結果を相談者にフィードバックするという仕組み。

 プロフは数百万人の高校生が利用するサービス。ただ,プロフの書き込みがトラブルに発展した事例もあることから,サービス利用の環境面を問題視する声もあった。楽天は6月3日、与野党が6月2日に合意して国会提出を目指している、いわゆる「青少年ネット規制法案」について懸念を表明。実際の対策にも乗り出し,積極的に有害情報から青少年を守る姿勢を打ち出している。