米IBMは2008年6月3日(米国時間)、無償のオフィスアプリケーション・スイートの正式版「Lotus Symphony 1.0」を公開したと発表した。日本語を含む24カ国語をサポートする。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる(関連リンク

 オープンソースのオフィスアプリケーション・スイート「OpenOffice.org」を基に開発した。ワープロ「Lotus Symphony Documents」、表計算「Lotus Symphony Spreadsheets」、プレゼンテーション「Lotus Symphony Presentations」の3ソフトウエアで構成する。

 企業ユーザーに対しては、有償サポート「IBM Elite Support for Lotus Symphony 1.0」を用意する。契約ユーザーは、電話やメールなどによる技術サポートを何度でも利用できる。料金は1ユーザー当たり年額25ドル。日本での提供は「現在準備を進めているが、開始時期は未定」(日本IBM広報)とした。

 IBMは2007年9月にLotus Symphonyベータ版の公開を開始。現在までに約100万のダウンロードがあったという。