写真1●電波設計・監視ツール「Meru Wireless Virtual Reality」
写真1●電波設計・監視ツール「Meru Wireless Virtual Reality」
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 メルー・ネットワークスは2008年6月4日,同社の無線LANアクセス・ポイントの電波設計・監視を3次元画像として視覚化できる管理ツール「Meru Wireless Virtual Reality」を発表した。従来の2次元による可視化に比べて,「高さ」が重要なパラメータとなる中2階や講堂などでの電波設計が容易になる。同年9月に販売を始める。

 Meru Wireless Virtual Realityは,同社の無線LAN電波設計・監視ツール「Meru E(z)RFアプリケーション・スイート」のアドオンとして動作。入力した建物の3次元データやアクセス・ポイントの設置場所などの情報を3次元マップとして描画し,電波の到達範囲や伝播状況を色分けして表示する。

 設計時は,3次元マップのデータやアクセス・ポイントの配置を変えながら電波状況をシミュレート。稼働後は,リアルタイムに電波状況などを把握する監視ツールとして使える。3次元マップ上の視点を任意のポイントに切り替えられるため,実地測定に似た感覚で設計や監視をリモートから実施できる。

 価格は207万9000円。Meru E(z)RFアプリケーション・スイートのライセンスが別途必要になる。

[発表資料]