SRA子会社のSRA OSS日本支社、電通国際情報サービス（ISID）、野村総合研究所（NRI）の3社は2008年6月4日、オープンソースソフト（OSS)のビジネス利用を促進するための協議会を設立したと発表した。情報提供などを通じてユーザー企業にOSSの利用を促す。すでにターボリナックスなど5社が参加を表明した。

　協議会「オープンソースビジネス推進協議会（OBCI)」を設立した。ユーザー企業は「システムコストの削減」や「オープンスタンダート技術の利用」といった利点を評価しながらも、情報不足などからOSSの採用をためらっていると判断。ミドルウエアを中心としたOSSの活用情報を提供することにした。

　セミナーやWebサイトを通じて情報を提供する。このほかOSSに関する相談を受け付ける窓口を設置する。OSSサポートベンダー/開発者コミュニティに対するユーザー企業の要望も受け付ける。

　SRA OSS日本支社、ISID、NRIの3社が理事を務める。オープンCRM、サン・マイクロシステムズ、ターボリナックス、日立システムアンドサービス、フライトシステムコンサルティングの5社が正会員として参加する。6月中にさらに2社が参加予定という。