米AMDは米国時間2008年6月3日,シングル・ソケットのサーバー/ワークステーション向けクアッドコア・プロセサ「Quad-Core AMD Opteron 1300」シリーズを発表した。今回発表した1300シリーズの製品は「1352」「1354」「1356」の3モデル。中堅・中小企業市場をターゲットとする。

 OEMパートナの米Hewlett-Packard(HP)と米Dellは新製品に1300シリーズの採用を予定しているという。米Crayは1300シリーズのプロセサを搭載したスーパーコンピュータ「Cray XT4」の出荷を開始しており,ほかのモデルでも同シリーズのプロセサを採用する予定だという。

 動作周波数は1352が2.1GHzで,1354が2.2GHz,1356が2.3GHzとなる。米メディアの(internetnews.com)によると,1000個ロット時の単価は,1352が209ドル,1354が255ドル,1356が377ドルとなる。

 米IDCが実施した2008年第1四半期の調査結果によれば,シングル・ソケットx86サーバーの世界市場でOpteronプロセサを搭載するシステムが14.3%を占めているという。また,米国市場におけるこの割合は23.7%となっており,過去3四半期で平均2.7%拡大しているという。

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