写真1●Noahpadの外観
写真1●Noahpadの外観
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写真2●2枚の正方形の板が横に並び,文字をプリントしたシールが張られている
写真2●2枚の正方形の板が横に並び,文字をプリントしたシールが張られている
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 台湾E-LEAD ELECTORONICは,台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2008において,“板にシール”という少し変わったキーボードを持つノート・パソコン「Noahpad EL-460 UMPC」を展示している(写真1)。

 キーボードは正方形の板を横に2枚並べ,その表面に文字をプリントしたシールが張ってある(写真2)。プリントされている文字を押すと,文字が入力される。「板の下には圧力センサーを敷いてあり,その圧力分布によってどの場所が押されているのかを検知する仕組み」(説明員)だ。この技術は同社の特許だという。シールをそれぞれの国に合わせて張り替えることで,各国語対応のキーボードにできる。

 実際に触ってみたが,確かに文字入力ができた。キーボードの押した感覚がないため,少し違和感があるが,慣れれば意外と使えそうな気がした。

 マシンのスペックはCPUが台湾VIA Technologiesの1GHz動作のC7プロセッサ,512Mバイトのメモリー,30Gバイトのハードディスクを持つ。連続稼働は2.5時間で,重さは0.8kg。店頭での販売価格は550ドルを想定。「ヨーロッパで6月中,日本のパートナーとも現在協議中ででも近々販売できる」(説明員)。