写真●COMPUTEX TAIPEI 2008開幕式で演説する馬英九台湾総統
写真●COMPUTEX TAIPEI 2008開幕式で演説する馬英九台湾総統
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 2008年6月3日,コンピュータ関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2008」が台湾・台北市で開幕した。開会式には,2008年5月に台湾総統に就任したばかりの馬英九氏が登壇。ITでこの地域を振興していくなど意気込みを語った(写真)。

 馬総統は台北市を覆うシティ・ワイドの無線LANサービス「WIFLY」,台湾全域をWiMAXサービスで覆う「M-Taiwan」プロジェクトなどの取り組みを説明し,台湾をICT(情報通信技術)の中心地にしていくとした。特にWiMAXに関しては非常な意気込みで,「パソコンとの親和性,オープンなアーキテクチャといった仕様が台湾のコンピュータ産業に合っており,さらに力を入れる」と語った。

 展示会では,米インテル,米AMD,台湾エイサーなど多くの有名メーカーがブースを設けている。MID(Mobile Internet Device)や,「Eee PC」に代表されるネットブック,W-CDMAモジュールを搭載したノート・パソコンなどが多数展示されているもよう。詳細は追ってリポートしていく。