米Microsoftは米国時間2008年6月2日,米Hewlett-Packard(HP)が2009年1月より米国とカナダで販売する家庭向けパソコンの全モデルにインターネット検索サービス「Microsoft Live Search」対応ツールバーを搭載すると発表した。

 さらにHPは,対象パソコンにプリインストールするWebブラウザのデフォルト検索エンジンをLive Searchにする。

 Live Search対応ツールバーは,メディア再生およびリッチ・インタラクティブ・アプリケーション(RIA)表示用Webブラウザ・プラグイン「Silverlight」をベースとしている。カスタム化ボタンの作成が可能で,HPは同社のオンライン写真サービス「Snapfish」やユーザー・サポート・サービスといった各種オンライン・サービス用アクセス・ボタンを設けられる。

 なお,Microsoftは中国Lenovo Group(聯想集団)とも同様の契約を結んでいる(関連記事:Lenovo製パソコンに「Windows Live」をプリインストール)。

 米メディア(InfoWorld)によると,MicrosoftはHPとの契約を通じてLive Search利用を推進させるとともに,Silverlightの普及を図る。この種の契約は,米Yahoo!がかつてHPと交わしていたほか,米Googleも米Dellや米Mozilla Foundationと締結している(関連記事:Yahoo!,北米と欧州でHP製パソコンに共同ブランド・ツールバーなどを提供)。

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