写真1●超小型WiMAX端末「MTube」
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写真2●MTube用アプリケーション「CHiA」。Android上で開発した
写真2●MTube用アプリケーション「CHiA」。Android上で開発した
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 2008年6月2日~6日まで台湾・台北市で開催中の「WiMAX Expo」において,超小型のWiMAX端末「MTube」とその上での動作を想定したAndroidアプリケーション「CHiA」が展示されている。

 開発したのは,台湾のInstitute of Information Industry(III)とIndustrial Technology Research Institute(ITRI)。ただし,現時点ではMTube上ではAndroidは動作しておらず,アプリケーションはパソコン上のエミュレータで動作している状態。「今後,AndroidをMTube上に実装し,さらにその上でCHiAを動かす」という。

 MTubeは2.8インチのVGAタッチスクリーン,VIA Technologiesの1GHzマイクロ・プロセッサを搭載し,約150gの重さを持つ製品。「常にポケットに入れて持ち運ぶことを想定している」(説明員)という。

 Androidのアプリケーション「CHiA」は,カー・シェアリングのアプリケーション。ある方向に向かっている人が,同じ方向に向かっている別の人にその座席を売ることができる。具体的には,車のユーザーがサービスにログオンして行き先を登録。これに対して,その座席を利用したい人がオークション形式で入札する。

 見ず知らずの人を自分の車に搭乗させることに不安もあるが,「認証にSNSの仕組みを使うことで相手の人となりを確認できるようにしてある」(説明員)という。また,CHiAはGoogle Mapsとも連携し,ユーザーの位置を表示できるため,車のユーザーは他のユーザーを地図で確認してピックアップすることが可能だ。