アイルネットとオープンソース・ジャパンは2008年06月02日,オープンソース・ソフトウエアとしているタスク管理システム「SpaceCard」を,6月末にAdobe AIRに対応させると発表した。

 「SpaceCard」は,アイルネットの研究部門であるエンタープライズSNSラボが,Grailsで開発したタスク管理システム。「一つの仕事,一つの作業をカードに記録し,それをつなぎ合わせてプロセスを構成するアプリケーション」(エンタープライズSNSラボ)。Adobe AIRは米Adobeが開発したリッチ・インターネット・アプリケーション実行環境。Gralsは,生産性の高いWebアプリケーション・フレームワークとして知られるRuby on Railsに影響を受けて開発されたJavaフレームワークである。

 SpaceCardでは,各カードに対して,権限を持つユーザーは業務の遂行情報やプロジェクトを書き込むことができる。また子プロジェクトの作成や承認機能などがある。

 アイルネットとオープンソース・ジャパンでは同様な考え方に基づき,テレビ朝日 総合情報システム局の開発予算実績管理システムなどを開発しているという。

 SpaceCardはオープンソース・ソフトウエア開発支援サイトSourceForce.jpで公開している。