価格比較サイトを運営するECナビ(東京都渋谷区)は2008年6月2日、メディアサイトを対象にした検索連動型広告・コンテンツ連動型広告の導入支援を業務とする全額出資子会社adingo(アディンゴ)を設立したと発表した。2008年末までに100サイトへの導入支援を目指す。

 検索連動型広告の新規導入、改善を検討する主に中小メディアサイトへ、Webページに埋め込むキーワードや広告のレイアウトなどに関する助言をする。パソコン向けサイトとケータイサイトの両方に対応する。料金は成果報酬型で初期費用は無料、広告収益をメディアサイトとアディンゴでシェアする。

 当初は、オーバーチュアの「スポンサードサーチ」の導入支援を手掛ける。今後、ほかの事業者の検索連動型広告にも取り組みたい考えだ。

 ECナビは1年以上前から、メディアサイト10社以上に対して検索機能や検索連動型広告の導入を支援してきたという。2008年1月には支援サービスを手掛けるシンジケーション事業部を設立し、アディンゴの社長となる古谷和幸氏が本部長を務めてきた。需要の拡大とECナビのブランドがなくても事業展開が可能なことから、子会社設立を決めたという。