写真 Cooking Capsulesの共同開発者であるメリー・アン氏
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2008年5月28日と29日に開催された米グーグルの開発者会議「Google I/O」には，同社が実施していた携帯電話向けアプリケーション開発の賞金付きコンテスト「Android Developer Challenge」の1次予選通過者も参加している。ある来場者によると「グーグルは，予選通過者の約40％がGoogle I/Oに参加していると説明した」という。1次予選では50個のアプリケーションが通過しており，「Top50」と呼ばれている。およそ20人が参加している計算になる。
会場で会えた予選通過者の1人は，料理と関連する買い物を支援してくれる「Cooking Capsules」を開発したメリー・アン氏（写真）。「料理は好きだが，本のレシピを書き写して買い物をするのに手間がかかる」という彼女は，まさに自分が使いたいアプリケーション・ソフトウエアを開発した。料理を動画で見て食べたいものを選択，買い物リストの一覧を入手する。その携帯端末を手に買い物を済ませ，再び動画を見ながら料理を作るという手順だ。
開発者会議に参加している彼女だが，実はプログラミングがまったく分からないのだという。アプリケーションを開発するにあたり注目したのは，インターネットのAndroid関連の掲示板。そこでインドに住むという技術者を見つけて共同開発，見事予選を通過できたというわけだ。開発に着手したのは今年2月くらいだったそうだ。
