米Yahoo!は,新たなWebプラットフォーム技術「BrowserPlus」について明らかにした。Webブラウザの機能を手軽に拡張することができるという。米国時間2008年5月27より,sneak peek(プレビュー版)を公開して一部機能を紹介している。

 開発者は,小さなJavaScriptライブラリを使用して,Webアプリケーションを作成できる。デスクトップからWebブラウザ上へのドラッグ・アンド・ドロップ操作,クライアント側での画像加工,デスクトップへの通知といった機能を手軽に追加することが可能になる。

 新たに機能を追加する場合,ブラウザの再起動やページのリロードを行う必要はない。エンド・ユーザーは作業を中断したり,インストーラを使用したりせずに,新機能を利用できるようになる。

 現時点でサポートするOSは,Windows XPと同Vista,Mac OS X 10.4 Tigerと同10.5 Leopard(ともにIntel Macのみ)。対応ブラウザは,Firefox 2以降(Windows版とMac OS版),Safari 3(Mac OS版),Internet Explorer 7(Windows版)。

 sneak peekでは,画像アップロードのデモなどが利用可能。Webブラウザ上で画像をトリミング,回転,タグ付けして,同社の写真共有サービス「Flickr」にファイルをアップロードできる。

[Yahoo!開発者向け公式ブログへの投稿記事]