Microsoftが公開したWindows 7用マルチタッチUIの紹介ビデオ
Microsoftが公開したWindows 7用マルチタッチUIの紹介ビデオ
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 米MicrosoftのChris Flores氏は同社の「Windows Vista」関連ブログへの投稿で米国時間2008年5月27日,後継OS「Windows 7」(開発コード名)の開発に取り組んでおり,Windows Vista発売から約3年後の2010年初めごろリリースする予定と発表した。ソフトウエア/ハードウエア・パートナには暫定スケジュールの説明を始めたが,ベータ版の提供時期はまだ公表できる段階にないという。

 Windows 7はメジャー・リリースに相当する位置付けのOSであるものの,カーネルの新規開発は行わない。Windows Vistaで採用したカーネルのアーキテクチャとコンポーネント構成を見直し,さまざまな改良を施す。ユーザーの操作性に大きな影響を与えず,ソフトウエアおよびハードウエアの互換性にかかわる問題を減らす。Windows 7をWindows Vista対応ハードウエア上で動かすとともに,Windows Vista用ソフトウエア/ハードウエアの互換性を維持したい考え(関連記事:Windows Vistaの後継OS「Windows 7」は2010年リリース予定)。

 米メディア(CNET News.com)によると,Windows 7に軽量版の新カーネル「MinWin」が搭載されることはないという。

 またMicrosoftは,米Wall Street Journalがカリフォルニア州カールズバッドで開催しているカンファレンスD:All Things Digitalで,Windows 7に搭載するマルチタッチ・ユーザー・インタフェース(UI)をデモンストレーションした。複数の指で画面に触れ,表示されている画像を操作する様子を紹介した。

 米メディア(CNET News.com)によると,MicrosoftのマルチタッチUIは既存のタッチスクリーン搭載パソコンに対応しており,デモンストレーションは米Dell製ノート・パソコンで行ったという。

[Flores氏の投稿記事その1]
[Flores氏の投稿記事その2]
[Microsoftが公開したビデオ「Multi-Touch in Windows7」