アセントネットワークスは2008年5月27日、顧客管理やグループウエアなど10種類の企業向けアプリケーションをSaaS（ソフトウエア・アズ・ア・サービス）として提供すると発表した。無償のOSS（オープンソース・ソフトウエア）を採用することで、中小企業向けに低価格でサービスを提供できるようにした。

　提供するSaaSの種類と月額利用料は以下の通り。会計管理の「Tiny ERP」が9800円（15ユーザー）から、顧客管理の「SugarCRM」と「vtiger CRM」がそれぞれ9800円（15ユーザー）から、サポート管理の「SupportSuite」が1万9800円（5ユーザー）から、グループウエアの「Zimbra」が4500円（ディスク容量10Gバイト）から、文書管理の「KnowledgeTree」が9800円（15ユーザー）から、プロジェクト管理の「dotProject」が9800円（30ユーザー）から、電子会議の「Dimdim」が9800円（40ユーザー）から、ECサイト構築の「Joomla」と「VirtueMart」が両方で9万9000円（10画面）から。

　これらのアプリケーションはアセントネットワークスが日本語化し、同社のポータル・サイト「Pepbiz.jp」を通じて提供する。契約者に対しては、日本語マニュアルやオンライン教育サービスを提供する。同社は今年7月をメドに人材管理や調査、IP-FAXなどサービスを追加する予定で、今後1年間で1000社（売上高換算で月額2100万円）の顧客獲得を見込む。