ウィジェット用エミュレータ
ウィジェット用エミュレータ
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 ノルウェーのOpera Softwareは現地時間2008年5月21日,Webブラウザ「Opera」上で動くミニ・アプリケーション(ウィジェット)用のソフトウエア開発キット(SDK)「Opera Widgets SDK」(ベータ版)を公開した。同SDKで作ったウィジェットは,パソコンだけでなく各種モバイル機器のOperaでも動く。同SDKは同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 Opera Widgets SDKベータ版の対応Webブラウザは,Operaのバージョン9.5以上(関連記事:「Opera 9.5 beta 2」公開,検索機能やセキュリティを強化)。Operaの作動するパソコンや携帯電話機,スマートフォン,ゲーム機向けのHTML/CSS/JavaScript/Ajax対応Webアプリケーションを開発できる。

 同SDKには,実機を使わずウィジェットの動作を確認できるエミュレータ,ウィジェット開発時に利用するライブラリ,Webページ/ウィジェット/Webアプリケーションのデバッグが行えるツール「Opera Dragonfly」(アルファ版),開発方法を説明したドキュメントが付属する。同社は開発者向けオンライン・フォーラムも運営している。

 なお,現在Opera用ウィジェットのリポジトリには,ゲームやニュース・フィード・リーダー,情報取得アプリケーション,開発支援ツールなど1200種類以上のウィジェットが登録されているという。

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