[画像のクリックで拡大表示]

 オープンタイプは2008年5月21日,同社が運営するプログラミング・ノウハウ共有サイト「codeなにがし」をリニューアルした。個人ページ機能の強化と,書き込みに対するフィードバック機能の拡充により,ユーザー間の情報交換をより濃密に円滑にできるようにすることが狙い。

 「codeなにがし」は,プログラミングに関するノウハウを共有するサイトで,ユーザーがノウハウやサンプル・コードを投稿したり,質問を登録して,知識のあるユーザーがそれに回答することができる。2007年8月にサービスを開始,2008年4月のユニークユーザーは15万人,ページビューは85万。

 個人ページの機能追加により,「コードなにがし」への書き込みの履歴やブックマーク,ユーザー自身が登録したRSSフィードなどを閲覧できるようになった。また書き込みに対するフィードバック機能の拡充では,内部や外部のブックマークの登録数や,ブックマークコメントを一覧表示し,自分の投稿に対するフィードバックをより把握することが可能になった。

 オープンタイプでは「ブログの普及により,実績やノウハウをインターネット上で公開しているIT技術者の数は増えてきているが,大多数の技術者は,組織の壁,心理的障壁などからまだ自ら発信してはいない。『codeなにがし』で技術者が自らをアピールすることをサポートし,新たな情報交換やビジネスコラボレーションへと発展させていきたい」としている。

 またオープンタイプとミロク情報サービス(MJS)は,MJSが運営するサイト「海」でのサービス開発を共同で実施すると発表した。「海」はビジネステンプレートの無料ダウンロードや,Q&Aなどのコンテンツが利用できるビジネス情報サイト。

 オープンタイプはスライド共有サイト「handsOut」を開発,運営している。Flashにより軽快に閲覧でき,日本語フォントのサポートに力を入れていることが特徴。

 オープンタイプとMJSは「海」のビジネステンプレートのダウンロードサービス「書式の王様」と「handsOut」のシステム情報を互いに提供して,「書式の王様」の新機能の仕様を共同で策定する。

 オープンタイプの親会社であるテックスタイルでは“群衆の叡智” の活用をグループ事業戦略のコンセプトのひとつと位置づけ,イベント「群衆の叡智サミット」を開催している。