交通情報プロバイダの米INRIXは米国時間2008年5月20日,ナビゲーション・アプリケーション向けのサービス・プラットフォーム「INRIX Connected Services」を発表した。ナビゲーション機器,テレマティックス・サービスやそのほかの車載アプリケーション向けに全米80万マイル(約128万7500キロメートル)分の道路の動的な交通情報,地図,ルート,そのほかの位置情報関連のコンテンツを提供できるようになる。

 このプラットフォームは,同日発表した交通データ・サービスの「INRIX Total Fusion」と組み合わせて,過去とリアルタイムの交通情報をベースにルートの交通状況や道路状態を予測する機能を提供する。複数のルートを評価して条件に合ったルートを算出できるほか,交通データにガソリン価格,天気,映画上映時間といった情報やローカルの検索機能なども統合できる。

 開発者ゾーンの「INRIX Developer Zone」では,位置情報サービス・アプリケーションの開発をサポートするサンプル・アプリケーションやコード・ライブラリなどを提供する。

 INRIXユーザーは,INRIX Connected Servicesを2008年6月に利用可能となる。

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