NECは2008年5月20日、仮想化ソフト「VMware ESXi 3.5」を搭載したブレード・サーバー「Express5800/120Bb-d6」の出荷を開始した(写真1)。あらかじめ仮想化ソフトを内蔵のUSBメモリーに組み込んで出荷する。導入の手間を軽減することで、中堅中小企業に売り込みやすくした。
ボード上のポートに装着したUSBメモリーに記録したVMware ESXi 3.5を読み込んで起動する。CPUとしてはインテルのクアッドコア・プロセサ「Xeon E5405」も搭載可能。主記憶も最大48Gバイトまで搭載できるので、複数の仮想マシンをスムーズに動かせるという。
中堅中小企業が導入しやすいよう、小型のシャーシ「SIGMABLADE-M」、および13Uのサイズのラックをセットにして販売する(写真2)。騒音を20%削減した新しい電源ユニットも同時に発売。オフィスでの設置にも配慮した。
価格はブレード本体が33万7000円から。VMware ESXi 3.5を組み込んだUSBメモリーは別売で9万円から。SIGMABLADE-M用の新電源ユニットは9万5000円から。
2Uのラックマウント型サーバーにVmware ESXi 3.5を組み込んだ製品も5月26日から販売する。製品名は「Express5800/120Rj-2」。やはりインテルのクアッドコアXeon、メモリーを最大48Gバイトまで搭載可能だ。価格はVMware込みで45万5000円から。