米Googleは,同社の北米向けコンテンツ・ネットワークにおいて他社の広告タグをサポートする方針を,米国時間2008年5月19日に公式ブログで明らかにした。これにより,広告主はGoogleのコンテンツ・ネットワーク上で,Googleが認定するサードパーティとの協力で展開するディスプレイ広告を掲載および追跡することが可能になる。

 Google上級ビジネス・プロダクト・マネージャのRajas Moonka氏は,これまで他社の広告タグを受け入れなかった理由として,同社のフォーマット規格やポリシーに準じているかどうか検証する手段がなかったと説明。今回,そのプロセスが整ったため,サポートできるようになった。

 すでに同プロセスによって認定を受けたサードパーティには,広告関連会社ではGoogle傘下のDoubleClick,米ValueClick傘下のMediaplex,米Eyeblaster,米EyeWonder,米Interpolls,米PointRoll,米Unicast,調査会社では米Dynamic Logic,米IAG Research,米InsightExpress,米Factor TGがある。将来は,さらに多くのサードパーティの認定を進める予定。

 広告主や広告代理店は,Googleのコンテンツ・ネットワークで展開するキャンペーンを,他のオンライン・キャンペーンに使っているのと同じシステムで管理できるようになり,複数のオンライン広告活動を組み合わせた効果を把握するのに役立つ。

[Moonka氏の公式ブログへの投稿記事]