「かざすクーポン」の利用イメージ
「かざすクーポン」の利用イメージ
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 日本マクドナルドホールディングスは5月20日より、おサイフケータイ向け電子クーポンを利用してハンバーガーなどを割引するサービス「かざすクーポン」を、九州と中国地方の一部店舗で開始する。インターネットからおサイフケータイに電子クーポンをダウンロード配信し、店舗に設置した読み取り機が非接触でクーポンを認識して割引を行う。

 日本マクドナルドHDと、携帯電話向け会員制サービス運営子会社The JVの2社が電子クーポンを運用する。マクドナルドの携帯電話向けWebサイト「トクするケータイサイト」におサイフケータイから会員登録した顧客を対象に、電子クーポンを利用するためのアプリケーションを配信する。

 顧客はアプリのダウンロード後、自動配信されてくる複数の電子クーポンから利用したいクーポンの種類と数を選択し、おサイフケータイをレジ前の読み取り機にかざすと割引を受けられる。ケータイクレジット「iD」を利用していれば、そのままおサイフケータイで代金の支払いが可能。

 日本マクドナルドHDはこれにより、顧客の購買履歴を取得し、マーケティング活動に利用する狙い。購買履歴の分析から、個々の顧客に合わせて配信するクーポンの種類を変えるなどし、顧客がサービスに愛着を感じられるようにするという。

 当初は福岡県、佐賀県、鹿児島県の全店と熊本県の荒尾市、大分県の日田市、山口県の下関市の店舗、合計175店舗でサービスを始める。7月からは首都圏の一部でも導入し、2009年中に全国約3800店舗に拡大する予定。

■関連情報
・日本マクドナルドホールディングスのWebサイト http://www.mcd-holdings.co.jp/