TISは2008年5月19日,Ruby on RailsベースのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「SKIP(Social Knowledge & Innovation Platform,スキップ)」をオープンソース化すると発表した。2008年夏に公開する。

 SKIPはTISが自社利用のために開発したSNS。2005年12月から社内で運用を開始,現在TIS全社員の約7割が登録,記事数は2万件以上になっている。

 SKIPは質疑応答によるナレッジマネジメント機能やソーシャルブックマーク機能,アンテナ機能,予定調整のためのイベント機能などの機能を備える。全文検索エンジンと組み合わせることで,公開権限に対応した全文検索機能を利用できる。またリバースプロキシ型のシングルサインオンの仕組みも同時に公開する予定。

 TISでは「SKIP」をオープンソース化することで認知度を向上させ,SKIPをカスタマイズするシステム構築や,導入支援コンサルティングなどのビジネス展開につながることを期待している。