IPTVサービス向けのプラットフォーム事業を手がけるクーレボ(本社:東京都新宿区,社長:佐久間俊彰氏,ホームページ)は2008年5月19日,中文産業と提携して日本在住の中国人向けに提供しているIPTVサービス「環球網絡電視」のチャンネル数を5月16日より拡充したと発表した。それまで提供していた中国語の番組4チャンネルに加え,新たに中国語の番組3チャンネルと,音楽チャンネルの「MTV」,ドラマチャンネルの「FOX」,アニメチャンネルの「ニコロデオン」を追加,合計10チャネルの提供を開始した。MTV,FOX,ニコロデオンは国内向けの日本語放送となる。

 チャンネル数の増加に合わせて料金体系も見直した。これまでビデオ・オン・デマンド(VOD)で視聴できるコンテンツの量に応じて3種類の料金体系で提供していたが,見直し後は10チャンネルのIPTVサービスを月額2980円で提供し,VODサービスはオプションとする。VODを利用したい期間に合わせて別途チケットを購入すると,一定期間内見放題のサービスとなりる。チケットの代金は2日間見放題で525円,1週間なら1050円,1カ月で2100円などで,STB(セットトップボックス)の操作画面上から購入できる。

 クーレボは今後,ダウンロード型の映像配信や画像・映像共有サービスの提供を予定している。IPTVサービス「環球網絡電視」については初年度1万人,3年間で5万人の利用者獲得を目指すという。