米Googleは,同社のビデオ共有サービス「YouTube」に投稿したビデオの視聴状況を解析する無償ツール「YouTube Insight」の機能強化について,米国時間2008年5月15日に公式ブログで明らかにした。新たに「demographics(統計)」タブを設け,年齢別および性別のデータを参照できるようにした。

 YouTube製品マネージャであるNick Jakobi氏の説明によると,ユーザーがYouTubeアカウントを取得する際に記入する生年月日や性別情報をもとに視聴者データを収集し,個人が特定できる情報は提供しない。

 YouTube Insightは3月より提供しているツールで,投稿されたビデオの視聴回数やコメント数のほか,地域や特定期間における人気度(平均的ビデオの視聴回数との比較)のグラフなどを表示する。例えば,スペインのユーザーによるアクセスが特に多いとか,水曜日に人気度が上昇するといった情報を得ることができる(関連記事:Google,YouTube投稿ビデオの視聴解析ツール「YouTube Insight」を提供)。

 また今回,これまでに投稿した全ビデオの累計視聴者数を表示する機能も追加した。各コンテンツだけでなく,トータルな人気度を他のユーザーと比較することができる。

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