NHKは5月14日、一部の契約者から受信料を余分に徴収していたと発表した。請求額を計算するプログラムの不具合が原因。2007年3月から2008年4月までの間に、56件の世帯から計23万8505円を余分に徴収していた。

 単身赴任者や親元を離れて暮らす学生を対象に受信料を割り引く「家族割引制度」を2006年12月に導入した際の対象プログラム改修に不具合があった。口座振替などを利用する契約者が衛星放送を受信する「衛星契約」などに契約変更すると、支払いと契約変更のタイミングによって、請求額が正しく計算できないケースがあった。

 契約者からの問い合わせによる調査で見つかった。56世帯には過剰徴集額を返金する。NHKは「ご迷惑をおかけして深くお詫びする」(広報)とコメントする。