米Microsoftは米国時間2008年5月14日,同社のビデオ・ゲーム機「Xbox 360」の米国における販売台数が1000万台を超えたと発表した。1000万台以上を売り上げた現世代ビデオ・ゲーム機は米国では初めてとしている。

 米NPD Groupによると,競合製品の米国での販売台数は,3月末時点で任天堂の「Wii」が880万台,ソニーの「PlayStation 3」が410万台だった(CNET News.com)。

 MicrosoftのEntertainment and Devices部門のシニア・バイス・プレジデントであるDon Mattrick氏は「過去の事例から,最初に販売台数1000万台を達成したビデオ・ゲーム機が,その世代の競争で勝利する。当社は,業界で新しい記録を打ち立てる可能性を持っている」と述べた。

 同社のオンライン・ゲーム・サービス「Xbox Live」の世界会員数は過去1年で倍増し,今月1200万人に達した。会員急増の一因は,4月29日に発売された人気ゲーム「Grand Theft Auto IV」だと同社はみる。

 Microsoftはまた,人気ゲームのタイトル数でも競合製品を引き離しているという。販売数が100万超のタイトルは,Xbox 360向けはGrand Theft Auto IVや「Halo 3」をはじめとする16タイトルで,Wii向けの8タイトル,PlayStation 3向けの2タイトルを大きく上回る。

[発表資料へ]