携帯電話向けLinuxの開発推進団体LiMo Foundationは英国時間2008年5月14日,新たな参加企業を発表した。米Verizon Wirelessと韓国のSK Telecomがコア・メンバーとして加わったほか,ドイツのInfineon Technologies,ノルウェーのKvaleberg,米Mozilla,米Red Bend Software,フランスのSagem MobilesとSFRがアソシエイト・メンバーとして加盟した。

 LiMo Foundationは2007年1月に,米Motorola,NEC,NTTドコモ,パナソニック モバイルコミュニケーションズ,韓国Samsung Electronics,英Vodafoneの6社が立ち上げた団体。世界共通で利用可能な,Linuxベースの携帯電話向けプラットフォームの開発に取り組んでいる。2008年4月には最初のバージョンとなる「LiMo Platform Release 1」を公開した(関連記事:携帯電話向けソフト基盤「LiMo Platform」が公開)。

 アソシエイト・メンバーは,LiMoコードの策定参加やコードの修正が認められている。コア・メンバーはさらに,共通LiMoコードを自社製品に組み込んで販売する権利を持つ。今回新たに8社が加わったことで,同団体への加入企業は40社となった。

 ちなみに,Linuxベースの携帯電話向けプラットフォームとしては,米Googleの「Android」,Motorolaの「MOTOMAGX」,米MontaVistaの「Mobilinux」,携帯電話向けLinux推進団体Linux Phone Standards Forumの「LiPS」などがある。

[発表資料(1)] [発表資料(2)]