NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモは2008年5月13日、社長交代の人事が内定したと発表した。NTT東日本の社長にはNTT代表取締役副社長 中期経営戦略推進室長の江部努氏が就任、NTT西日本は同社代表取締役副社長 戦略プロジェクト推進本部長の大竹伸一氏が昇格、NTTドコモは同社代表取締役副社長の山田隆持氏が昇格する。

 江部氏(NTT東日本の新社長に内定)は、1970年に日本電信電話公社に入社し、1998年NTT秘書室長に就任。1999年、NTT西日本へ異動し、企画部長や経営企画部長、副社長などを歴任した。2007年6月から現職だった。

 大竹氏(同 NTT西日本)は、1971年に日本電信電話公社に入社。2000年にNTT第二部門長、2002年にNTT-ME東京社長、2004年からNTT西日本でソリューション営業本部長などを歴任し,2007年6月から組織横断的な重要課題を取りまとめる現職に就任していた。

 山田氏(同 NTTドコモ)は,1973年に日本電信電話公社に入社して一貫して設備畑を歩んだ。NTT東西分割後はNTT西日本で設備部長やソリューション営業本部長などを経て,2004年6月にNTT代表取締役副社長に就任。2007年6月から現職だった。

 新社長となる3人に共通するのは、NTTがグループを挙げて取り組む次世代ネットワーク(NGN)に深くかかわる立場にあった点。NGNで鍵となるアクセス回線を握るNTT東、西、ドコモ3社は、新体制の下NGN推進に注力するものと見られる。