米VMwareは米国時間2008年5月12日，データセンター向け運用管理ソフトの「VMware IT Service Delivery Bundle」と「同Management and Automation Bundle」を発表した。
IT Service Delivery Bundleは，ITサービスのライフサイクル全体を自動化するために必要な機能を提供するもの。ライフサイクル管理製品「VMware Lifecycle Manager」と，分散アプリケーションの開発/テスト・プロセスを合理化する「同Lab Manager」またはアプリケーションのデリバリをサポートする「同Stage Manager」のいずれかで構成される。
これらの製品は，仮想化技術を使うことでコスト効率に優れた管理方法の実現を可能にするという。具体的には，IT部門に仮想マシン環境を制御する機能を提供する一方で，エンドユーザーが仮想マシンをセルフサービスでプロビジョニングできる機能などを提供する。
Management and Automation Bundleは，IT Service Delivery Bundleに災害復旧製品「VMware Site Recovery Manager」を加えて，ITサービスの提供および事業継続の課題に対応するもの。同日発表したSite Recovery Managerは，従来のツールと比べて災害復旧，テスト，管理機能などを強化している。
IT Service Delivery Bundleの価格は2プロセサ当たり2995ドルで，Management and Automation Bundleの価格は同3995ドル。これらの製品およびStage Managerは2008年5月19日より発売される。Site Recovery Managerは5月19日より先行予約の受付を開始し，30日以内に発売される予定。
