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最新Linux「Fedora 9」が公開

起動の仕組みが変わる

米田 正明=日経Linux 2008/05/14 日経Linux
写真1 Fedora 9のデスクトップ画面
写真1 Fedora 9のデスクトップ画面
[画像のクリックで拡大表示]

 Fedora Projectは2008年5月13日(米国時間),次期Linuxディストリビューション「Fedora 9」の正式版を公開した(写真1)。当初予定の4月29日から約2週間遅れのリリースとなった。

 Fedora 9では,さまざまな機能が強化・変更されている。中でも特徴的なのが,コンピュータの初期化用のパッケージを「SysVinit」から「Upstart」に変更したこと。Linuxはサービスの起動に「init」と呼ぶプログラムを使うが,このプログラムの動作の仕組みがSysVinitとUpstartでは大きく異なる。どのように異なるのか,日経Linux6月号で詳しくレポート済み。

 インストーラ「Anaconda」も機能強化。パーティションのリサイズ機能や暗号化機能を組み込んだ。これにより,Fedoraインストール時にディスクのパーティション・サイズを動的に変更できるようになった。最新版のFedora 8を含め,これまでのFedoraはインストール時にパーティションのサイズを変更することはできなかった。 例えば,Windowsマシンの「空いた領域」にFedoraを導入し,起動時にOSを選ぶという典型的なデュアル・ブートの使い方では,別のパーティション操作ソフトを使ってあらかじめパーティションを“空ける”操作が必要だった。

 ほかにも新機能は多いが,中でも,Linux用の次世代ファイル・システムの「大本命」といわれている「ext4」への対応,パッケージ管理システム「PackageKit」の採用,仮想化ソフト「Xen」の paravirt_ops機能――などは着目すべきポイントである。特にPackegeKitは,ディストリビューションごとに異なるパッケージ管理方法を共通化する目的で開発されたもの。これまでの「pirut」や「pup」などとは使い勝手が異なっている。

 カーネルは2.6.25-14。GCCは4.3,統合デスクトップのGNOMEは2.22,KDEは4.0,WebブラウザのFirefoxには3ベータを採用した。

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