米Microsoftは2008年5月第2週の終わり,敵対的な株式公開買い付けをYahoo!に仕掛けた際,Yahoo!の新役員に据えるはずだった候補者たちを解放した。Microsoftは10人の候補者を挙げていたようだ。Yahoo!乗っ取りを承認することだけが仕事のあやつり人形で構成されていたのだろう。

 Microsoftの最高検索/戦略責任者であるCraig Mundie氏は「市場は当社とYahoo!の合併を願っているようだが,現時点では過去の案件と考えている」と述べた。Microsoftが米Yahoo!に対して別の手段を仕掛けるよう期待する人もいるだろう。しかし,その可能性はますます薄くなってきた。