独Deutsche Telekomは現地時間2008年5月8日,2008年第1四半期の決算を発表した。売上高は150億ユーロで前年同期から3.1%の減収。米ドルや英ポンドに対するユーロ高や,ブロードバンド/固定ネットワークおよび企業顧客部門の売上高が減少した影響を受けた。

 調整後のEBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は前年同期のからほぼ横ばいの47億ユーロ。為替変動の影響を除いた場合は3.1%の増益となった。

 New York Timesによれば,アナリストの平均予測は調整後のEBITDAが46億ユーロ,売上高が151億ユーロだった。

 ドイツ国外の事業からの売上高は前年同期比0.8%増の77億2400万ユーロで,総売上高の51.6%を占めた。一方,ドイツ国内の売上高は72億5400万ユーロで同6.9%の減収となった。同期のフリー・キャッシュフローは16億ユーロで前年同期の5億2000万ユーロから11億ユーロ増加した。

 Deutsche Telekomは2008年通期の業績見通しについても明らかにした。調整後のEBITDAとして193億ユーロを見込む。

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