米Microsoftは同社の携帯用メディア・プレーヤ「Zune」関連ブログZune Insiderで米国時間2008年5月7日,Zuneにコンテンツ・フィルタリング機能を搭載する計画の存在を否定した。

 同社は先日,Zune向けサービス拡充策の一環として,オンライン・コンテンツ・ストア「Zune Marketplace」で米NBC Universalなどのテレビ番組の販売を開始した(関連記事:Microsoft,「Zune」向けにテレビ番組の販売を開始,1話1.99ドルから)。このNBCとの契約に絡んでコンテンツ・フィルタリング機能搭載を検討しているとのうわさが流れたため,こうした憶測を否定する見解を表明した。

 米メディア(CNET News.com)によると,うわさの発端は米New York Timesのブログに掲載された記事という。

 同ブログ記事は,NBCデジタル配信担当社長のJ. B. Perrette氏が「不正入手したコンテンツと区別して,合法的に購入したコンテンツを再生するフィルタリング技術」を作る計画に触れたとしている。その後,Microsoftから否定見解が出されたことを受け,同社の広報担当者,Adam Sohn氏に問い合わせたところ「Perrette氏の発言は誤りでないと思うが,やり取りの詳細に立ち入るつもりはない。NBCとは広範なテーマで協力する合意を結んでおり,著作権で保護されたコンテンツの保護も検討項目の1つ」とのコメントを得たという。

[Zune Insiderの掲載記事]