米Googleは米国時間2008年5月8日,オンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」の企業向けWebセキュリティ機能「Google Web Security for Enterprise」を発表した。Webアクセスに乗じて暗躍するマルウエアからパソコンを守るとともに,URLフィルタリングを実施できる。現在のところ,同機能は北米と欧州で利用可能となっている。
Google Web Securityを利用すると,Webアクセス時のセキュリティを確保できる。また,従業員やワークグループ,全社レベルでインターネット利用のセキュリティ・ポリシー設定も可能。外出先でノート・パソコンを使っている場合でも,Webアクセス・トラフィックを自動転送して監視することで,社内と同様の安全性を維持する。
管理作業はGoogle Appsの「Security」「Compliance」画面から行う。Webアクセス状況のレポーティング機能も備える。
Google Web Securityは,同社が買収した米Postiniと,Webセキュリティを手がける米ScanSafeの技術をベースに開発した(関連記事:Google,Postiniの買収で「Google Apps」のセキュリティを強化)。
米メディア(CNET News.com)によると,Google Web Securityの料金は1ユーザー当たり年額36ドル。保護対象モバイル・ユーザーの追加料金は1ユーザー当たり年額12ドルという。
[発表資料]
[Google製品マネージャMatthew O'Connor氏のブログ投稿記事]
[Google製品マーケティング・マネージャTim Johnson氏のブログ投稿記事]