MaLion 2.0
MaLion 2.0
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 インターコムは,エージェント型クライアント管理ソフトの新版「MaLion 2.0」を,2008年8月末に販売・出荷する。インベントリ管理/ソフトウエア配布などの基本機能やログ収集/管理などに加えて,新たにID/パスワードの収集/管理や内部統制向けレポート出力機能など,特に組織セキュリティ(内部統制)向けの機能強化を図った。参考価格は,管理対象クライアント100台で100万円(税別)など。

 MaLion 2.0は,エージェント型のクライアント管理ソフトである。管理対象となるクライアント機に専用のエージェントをインストールしてリモート管理する。機能は,インベントリ管理/ソフトウエア配布,ログ監視,遠隔操作/保守など,クライアント機向けの運用管理全般をカバーする。今回出荷する新版では,アプリケーションごとのID/パスワードを監視/収集する機能や,持ち出しファイルの暗号化機能,ログ解析レポート作成/出力機能など,内部統制向けの機能を追加した。

 ソフトウエア構成は,クライアント機に導入するエージェント,収集したデータを格納するデータベース・サーバー,エージェントと通信してデータを収集する中継サーバー,集中管理する管理コンソール,レポート作成ソフト,の5つ。稼働環境は以下の通り。データベースは,SQL Server 2005 Express Editionをバンドルしているが,別途SQL Server 2000以降を利用可能。データベース・サーバーと中継サーバーの稼働OSはWindows Server。管理コンソールとレポート作成ソフトの稼働OSはWindows 2000以降。エージェントの稼働OSはWindows 98以降。