米Salesforce.comは英国時間2008年5月7日,オンデマンド・アプリケーション用ユーザー・インタフェース(UI)設計機能「Visualforce Live in Summer '08」と,UIカスタマイズ機能「Visualforce Components」の提供を開始した。既に同社のSaaS(Software as a Service)型CRM(顧客関係管理)アプリケーション「Salesforce Summer '08」の全エディションで利用できる。

 Visualforceは,同社のSaaSプラットフォーム「Force.com Platform」上で動くアプリケーションのUIを作成するための機能。同社のオンデマンド・プログラミング言語「Apex Code」でロジックを記述することも可能。HTMLとAjaxのほか,米Adobe SystemsのWebアプリケーション開発ツール「Adobe Flex」に対応している。これまでに4000人以上の開発者がVisualforceのプレビュー・プログラムに参加し,1万1000種類を超えるカスタム・インタフェースを作成したという。

 Visualforce Componentsにより,Force.comアプリケーション用のフィールドやヘッダー,リスト表示といったUI用部品を変更/追加することを可能にし,ルック&フィールを自由に調整できるようにした。Force.com上でVisualforceおよびVisualforce Componentsを利用すると「専用UIを備えるWeb 2.0アプリケーションの開発が用意に行える」(Salesforce.com)。

 なお,Force.com上で開発されたアプリケーションの数は6万種類以上にのぼるという。

[発表資料へ]