明日5月3日から始まる4連休の最終日である2008年5月6日火曜日に、システム障害が発生する恐れがあることが分かった。この日は5月4日の「みどりの日」の振替休日。だが、自動運転ソフトなどが保有するカレンダー情報を更新していない場合、平日の設定になっている可能性がある。休日と平日で実行するバッチ処理の種類やオンライン・システムの運転時間を変えていると、休日にもかかわらず平日の処理を実行することになるので注意が必要だ。

 5月6日を平日と誤認するのは、2007年1月1日の「祝日法」改正を反映していないケースだ。法改正では、5月4日が「みどりの日」として祝日になり、振替休日に関するルールも変わった。

 5月4日が祝日となったことの影響範囲は広くない。改正前も「祝日と祝日の間の日は休日にする」という条件に該当するために休日だったからだ。が、休日と祝日を区別しているシステムでのみ、注意が必要だ。

 影響が大きいのは、振替休日に関するルール変更である。祝日が日曜日と重なった場合、2006年までは翌月曜日を休日とする決まりだった。それが2007年からは、「月曜日以降、直近の祝日でない日を休日にする」というルールに変わった。これらにより2008年5月6日は、2006年までの祝日法を適用すると平日となるが、2007年の法改正により休日となった。

 2007年の法改正による影響が生じるのは、2008年5月6日が初めて。2007年は、祝日と曜日の組み合わせ上、月曜日以外が振り替え休日になることは1日もなかった。2008年5月6日の次に法改正の影響が生じるのは、2009年5月6日水曜日である。