全国中小企業団体中央会(全国中央会)、商工組合中央金庫(商工中金)、損害保険ジャパンは4月30日、中小企業の事業継続計画(BCP)の策定・実行を資金面などで支援する制度を始めると発表した。5月1日に開始する。

 中小企業のBCP策定・実行に関連して、商工中金は貸出金利を最大0.3%優遇、損害保険ジャパンはリスク管理保険の保険料を最大10%割り引く。この制度を利用するには、中小企業の団体である全国中央会もしくは都道府県中小企業団体中央会(都道府県中央会)に申請して評価を受ける必要がある。全国中央会は中小企業に対して助言も行う。

 BCPは災害や事故が発生しても重要な業務を早期に再開するための取り組み。取引先からの策定要請が強まっており、大企業だけでなく中小企業でも必要となりつつある。