検索エンジン大手の中国のBaidu(百度)は現地時間2008年4月24日,2008年第1四半期の決算を発表した。売上高は5億7440万元(約8190万ドル)で,前年同期から108.4%の増収。純利益は1億4660万元(約2090万ドル)で,前年同期と比べ71.5%増加した。希薄化後の1株当たり利益は4.22元(約60セント)だった。

 営業利益は1億4740万元(約2100万ドル)で,前年同期から99.6%増加した。

 オンライン・マーケティングによる売上高は5億7270万元(約8170万ドル)で,前年同期比108.5%増加した。アクティブなオンライン・マーケティングの顧客数は約16万1000件。前年同期から43.8%の増加となり,前期からも3.9%増えた。1件当たりの売上高は約3600元(約513ドル)で,前年同期から44.0%増えている。

 日本の事業に関連する経費は3010万元(約430万ドル)で,希薄化後の1株当たり利益に0.87元(約12セント)の影響を及ぼした。

 提携パートナに支払った手数料(TAC)は7660万元(約1090万ドル)。総売上高に対するTACの割合は13.3%となり,前年同期の10.3%から3ポイント上昇した。

 同社は,2008年第2四半期の業績見通しについて明らかにしている。売上高として前年同期比94.4%~99.4%増の7億8000万元(約1億1100万ドル)~8億元(約1億1400万ドル)の範囲を見込む。

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