ソフトバンク,チャイナモバイル(中国移動),英ボーダフォンの3社は2008年4月24日,携帯電話端末を使った新しいサービスやその土台となる技術を開発する会社「ジョイント・イノベーション・ラボ」(JIL)を設立することで合意したと発表した。従来よりも高度な携帯向けインターネット・サービスの提供を促進するのが目的。

 法人は,夏ごろをメドに,本社をオランダにおいて設立する予定。ただし,「組織としてはバーチャルで,プロジェクトごとに異なる場所に集まる形になる」(ソフトバンク広報)。

 JILが開発する技術の第1弾は,さまざまなOSやプラットフォームで動作するモバイル・ウィジット実行環境になる。この実行環境は携帯電話に求められるセキュリティ,通信制御,課金などの要求を満たしているという。

[発表資料]

■変更履歴
記事掲載当初,「香港チャイナモバイル」と表記していましたが,他の記事との統一性も考慮し「チャイナモバイル(中国移動)」に変更しました。 [2008/05/08 22:05]