米Texas Instruments（TI）は米国時間2008年4月21日，2008年第1四半期の決算を発表した。売上高は32億7000万ドルで前年同期の31億9000万ドルから3％の増収。ただし前期の35億6000万ドルからは8％減となった。
純利益は6億6200万ドル（希薄後の1株当たりの利益は49セント）で，前年同期の5億1600万ドル（同35セント）からは増加したが，前期の7億5600万ドル（同54セント）からは大幅な減益となった。
前年同期からの成長はアナログ製品がけん引した。中でも，高性能アナログ半導体の売上高は前年同期から20％急増した。前期から減収したことについては，特に高性能携帯電話向けの半導体の不調が足を引っ張ったとTIは説明している。
営業利益は8億700万ドルで，前期から1億8900万ドル減少したものの，前年同期から1億2700万ドル増加した。売上高全体の24.7％（前年同期は21.3％，前期は28％）を占めた。
受注額は33億2000万ドルで，前年同期からは1億1100万ドル増加したが，前期から1億6400万ドル低下した。
また同社は，2008年第2四半期の業績予測も明らかにした。売上高は32億4000万～35億ドルの範囲を見込む。Semiconductor事業が30億8000万～33億2000万ドル，Education Technology事業が1億6000万～1億8000万ドルの範囲になる見通し。1株当たり利益は，42～48セントの範囲とみている。
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