英Canonicalは英国時間2008年4月21日,Linuxディストリビューションのサーバー版「Ubuntu 8.04 Long Term Support(LTS)Server Edition」を4月24日から提供すると発表した。Server Editionは,UbuntuのWebサイトから無償でダウンロード可能となる。

 Canonicalは,企業による長期間の配備に対応するためにUbuntu 8.04 LTSのServer Edition向けに5年間のセキュリティ・アップデートおよびメンテナンス・サポートを提供する。Server Editionは,ファイアウオールやAppArmorポリシーを組み込んでセキュリティを強化したほか,パフォーマンスや安定性を向上させるための機能を追加している。

 同社は,Ubuntu 8.04 LTSのServer Editionが米Sun Microsystemsの「Sun Fire X2100 M2」や「Sun Fire X4150」などを含むx64サーバー上において動作が認定されたことも明らかにした。Canonicalによれば,多くのベンダーがUbuntu 8.04 LTSのサポートを表明しており,動作の認定作業を進めているという。サーバー版と同時にデスクトップ版「Ubuntu 8.04 LTS Desktop Edition」も公開する。

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